救命病棟24時

すんげー、おもしろい。最高だ!近年こんなに心に訴えてきたテレビドラマはない。見なくちゃ損ですよ〜。
香川照之はなんと局長の役がうまいんだ。こんな局長がいたら間違いなくその病院に行く。それぐらい惚れる演技をしている。ナイスガイ!
江口洋介の台詞「今は皆が被災者なんです。」その通りなんだ。だから皆で助け合わなければ!多分皆がこの台詞を今回書いているに違いない。それだけ言葉に重みがあった。そして人を動かした。
今回の内容で一番重要なのは"トリアージ"。命に別状はない怪我人は後回しにし、命の危険な患者を優先的に見るやり方。このやり方をとる江口洋介。しかし、そんなに現状はうまくいかない。血が出る怪我を負った患者でも命に別状がなければ見てもらえない。ただただ困惑するだけ。実際に自分もこんなことをされると医者に反抗してしまうでしょう。でもただ一言、仕方がないんだ。でないとすぐに医薬品は尽きてしまうし、命の危険な患者は救えない。こんなに切ない思いも久し振りです。
エンディングで東京のビル街が映る。でもこのビル街も作中では倒れ、東京は焼け野原。なんとも比喩的でエンディングが流れると寂しくなる。